オーナーチェンジによる立ち退きについて
相談内容
東京・20代女性
こんにちは。突然の事態に困っており、相談させてください。
現在住んでいるマンションの大家さんから、立ち退き要請が来ております。
状況は以下のとおりです。
■立ち退き理由
・2005年10月末で、所有者が変わるため
(つまり、現在の大家さんがマンションを売ってしまったため)
・詳しい話はわからないが、新しい所有者は建物を取り壊す予定らしく、
退去を求めているとのこと
■契約期間
・2004年12月から2年間の一般的な賃貸契約
(まだ居住してから1年も経っていない)
■立ち退きの時期
・10月末ですぐに出て行けというのではなく、
ある程度の猶予期間は設けてくれるとのこと
上記の話は、先日電話で現在の大家さんに聞いただけなので、
詳しいことは分かりません。
立ち退き時期、費用に関しても多少交渉の余地はあるようです。
ただ、心配なのは、
「立ち退きに関しては、新しい所有者と相談して決めてくれ」
と言われていることです。
私としては、今の大家さんと新しい所有者との間で、
きちんと話をまとめて欲しいと思っているのですが…。
また、立ち退き時期、費用に関しては、
・2006年5月までは住み続けたい
(現在の仕事の関係上、それより早く立ち退くことは不可能)
・費用は、諸々を含めて家賃の6~7ヶ月分は必要
と考えております。
このような要求は可能かどうか、また、交渉相手として、現在の大家さんと
新しい所有者のどちらと交渉すべきかを、アドバイスいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
□■アドバイス:1
同じ前野同士ということで…(笑)。
要求に関しては、立ち退き関係は、ご参加くださっているエージェントの皆様から、
たくさんのアドバイスがありますので、
http://fudosan.jp/cgi-bin/soudan/wforum.cgi?mode=find&page=0&list=
から、「立ち退き」などで検索してみてください。
それから、事前に知識を得るために、
「地元の宅建協会などの主催する無料相談」
(開催場所や日程は http://www.zentaku.or.jp/ から、調べられるはずです)
「自治体などの無料法律相談」
または、
http://fudosan.jp/database/houritsu.html
のリンクにあるような法律の専門家の無料相談に行かれるのも
有意義なことかと思われます。
もめてしまった場合は、最後はご自身の根気と努力になりますので、
進め方などは、「わたる」さんの、
http://fudosan.jp/cgi-bin/soudan/wforum.cgi?mode=allread&no=3600
が、とても参考になると思います。
1年経過していないこと状況を考えますと、強気に交渉して構わないと思いますが、
ただ、「早く出ていくこと」も「切り札」として考えた方が、良い場合もあると思います。
(=近隣で、同等以上の物件を、向うに探してもらって、早く出ていく分、
補償を多くしてもらう…などの交渉も可能かと思われます)
また、交渉相手ですが、まず、今の大家さんに対して、
「どちらのお金で、私への立ち退きの補償をしてくださるのか?」
を確認し、お金を出す方と交渉した方が良いと思います。
結局、決定権の無い方といくら交渉したところで、決定はくだせませんから…。
「まえの」さん、頑張ってください!
(わんえるで~おー・前野)
■□相談者より
「前野」様、「まえの」です。早速ご回答いただき、ありがとうございました。
アドバイス頂いた件、参考にさせていただきます。
立ち退きの補償は、新しい所有者が決定権を持っているようなので、
そちらと交渉してみます。
先ほど、新しい所有者と偶然会ったのですが、
11月末には出て行って欲しいと一方的に言われてしまいました。
新しい所有者は個人ではなく、不動産会社でした。
年内に出て行けということは無いという今の大家さんの言っていることと
違っています。これから交渉が大変になりそうですが、がんばります。
■□相談者より
1週間経ちましたが、まだ所有権が移っていないこともあり、
事態は進展していないのですが、自分なりにいろいろ情報を集めてみました。
真相は充分に把握できていないのですが、いろいろなプレイヤーが
絡み合っていて、一筋縄ではいかなそうなことだけは確実です。
現在把握できているのは以下の情報です。
●現在の所有者(年配の大家・以下、A氏)から
購入者(不動産業者・以下、B不動産)に所有権が移るのは10月末であること
●現物件の賃貸契約に関しての管理業者であるC不動産が、
A氏に購入希望者がいることを紹介し、売買が成立(C不動産は手数料3%を取得)
●現在の賃貸契約はA氏からB不動産にひきつがれることとなる
●A氏とB不動産の間で、立ち退き交渉はB不動産が行うことと取り決めた。
その際、B不動産はA氏に対し、「口約束で」現在の入居者に対しては、
立ち退きまでの充分な猶予期間と、費用の面倒を見ることを約束
(真相不明。あくまでA氏による説明)
●B不動産は、立ち退き交渉を「立ち退き交渉専門の業者(以下、D社)」に
委託。10月に入った頃からD社が各戸に対し立ち退き交渉を開始。
●C不動産に対し、「真の所有者」であるB不動産と直接交渉したいので、
連絡先を教えてもらうよう要求したところ、
「B不動産はいろんなところと組んでどうのこうのなので(理解できませんでした)、
仲介業者のE社と話した方が良い」と言われる。
現在の建物を取り壊した後、
どうも複数の業者で新しい施設を作るというような話だった。
このような状況で、先週、このD社が挨拶回りに来ていたようです。
今の時点でも、A氏、B不動産、C不動産、D社、E社の5者が絡んでおり、
A氏を除き、全て「プロ」でかためられています。
●A氏:何の権利も責任も無く、話しても無駄そう。
●B不動産:ここが「真の所有者」になると思われる。
●C不動産:いまいち立場が不明。単に紹介しただけと主張。
●D社:B不動産から委託されて立ち退き交渉を担当。
●E社:仲介業者。何者か不明。
私としては、気持ちの悪い状態で居座るのもなんですし、
相当の補償金がもらえるのであれば、早く出て行きたい気持ちもあります。
ただ、今のところ、D社が一度挨拶に来て以降、何も音沙汰がありませんので、
こちらからアクションを取ろうかとも考えています。
来週、市の無料相談に行ってくる予定です。新しい所有者に関しては、
今のところ会社名等、全て口頭ベースでしか把握していないので、
その辺の情報も集めたいと思っています。
その後、自分として納得のいく条件を提示し、最初の交渉を持ってみようかと思います。
自分で一度やってみて難しそうな場合は、弁護士等の専門家に頼むということも
考えなければならないかもしれません。
長文にて失礼しました。また進捗がありましたら報告します。
□■アドバイス:2
相手がプロである場合、良心的な業者で、
●まえのさんの権利を熟知した上で誠実な応対をしてくれる
のであれば良いのですが…。
いずれにせよ、まず、
・口頭ではなく、きちんと文書で要求と条件を提示すること
を大前提に進め、少しでもおかしいと思われたら、
即、宅建協会や公的機関に相談できるようにされた方が良いと思います。
また、立ち退き条件に合意する際の文書に関しても、
押印する前に、できれば、それなりの知識のある方に、
チェックしていただいた方が無難かも知れません。
大変かと思いますが、今回の状況ですと、まえのさんの立場の方が
強いはずですので(=法律で保護される立場にありますので)、
相手がプロだからといって、
不利な条件を押し付けられないように、頑張ってください!
(わんえるで~おー・前野)
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Posted on 9月 20, 2007 ●借りる→立ち退き補償 | Permalink
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