2年前に退去した物件の大家からの請求について
相談内容 2年前に退去した物件の大家からの請求について
宮城・30代男性
はじめまして。
2年前に退去した大家から、今、請求がきております。
こんなことってあるのか?…と思い、ネットで検索して、たどり着きました。
借りていた時に家賃の滞納はなく、大家は転勤のために県外におり、
直接の話は全くなかったのですが、エアコン、ストーブ等の設置の際も、
仲介の不動産屋さんへ了解を得て、取り付けしておりました。
今、大家から請求が来ているものは、そのように、
不動産屋さんの了解を得て取り付けしたケーブルテレビの件でした。
大家の言い分は、
「取り付け自体、了承していないし、
家にケーブル引き込みの穴を開けたので、修繕費を支払え」
ということです。
立ち退きの際、図面に入居前の傷等を記入したものを、
不動産屋さんが持参し、チェックしながら…でした。
こちらも、そのチェックで安心してしまったのはミスでしたが、
清算も済み、2年も経ってからの請求に驚いております。
支払って終らせた方が楽なのかとは思ったりするものの、
すっきりしない部分もあります。
このような請求に対して、どう対処すれば良いのでしょうか?
□■アドバイス
気分的に嫌だし、不愉快ですが、「反論におよばず…」ばずです。
つまり、
●「無視」が最良
と、アドヴァイスさせてください。
理由1.
退去査定は、事実に基づくというより、事実に基づいて合意精算する
事務的手続きです。つまり、金銭により精算して区切りをつける方法なのです。
民法で「原状回復義務はあり」となっていますが、現実的には原状回復は
不可能なので、それに見合う程度を示談して金銭で賠償するをもって、
原状回復としています。よって、精算は終了していますから、無視してよいのです。
理由2.
損傷、汚損の事実をもって、無条件に賠償責任があるのであれば、
永久にその責任は逃れませんし、事実認定は、膨大な時間と費用が発生します。
いったい、その費用は誰が負担すべきなのでしょう?
つまり、合理的科学的思考は、
●精算手続きをもって遡及しないこと
になります。あとで、「ここが傷着いていた」と言われれば、反論はどうする
のでしょう?
しかも、2年も経っては、その事実があなたであるとどのように証拠立ててい
るのでしょうか?
不可能ですから、よって2年の時間が無意味さを補強します。
当時の不動産屋との清算書が手元にあれば、何があっても大丈夫ですよ。
こんなことがまかり通れば、一度借りたら、
一生請求におびえる人で、日本中が溢れ返りますね。
無視が一番ですが、どうしても発言せざるを得ない状況に追い詰められたら、
TV線を認めないのでなく、「精算は終了したと認識している」の一本で、
対応してください。
もし、不動産屋さんに精算代理をしていなかったとの言い分があれば、
善意の当事者として、
「不動産屋さんが、無委任行為をするはずなど、思いもよらなかった。
その契約上の違反は、当事者同士で解決してほしい」
と言ってください。
以上、査定経験200件以上の現役一級建築士より
(グッドカラーステッション・中尾正文さん)
■□相談者より
中尾正文様、ご回答ありがとうございます。
ただただ、びっくりして動揺してしまっていた時に、
中尾様のご回答を頂き、安心して無視しようと思っておりました。
しかし、社宅扱いとしての法人契約だったため、本社へ連絡が行き、
給料天引きにて支払うと本社より通達が来ました。
そのため、無視することもできない状態となり、
直接やり取りしなければならない状態となってしまい、
現在仲介の不動産屋さんとのやり取り中です。
不動産屋さんでは、双方に過失ありの認識で、
減額(上限半々で、お互い負担)の方向で話が来ています。
ご指摘いただいた旨を話してみたのですが、どうも歯切れが悪く、
それに対しての回答はまだありません。
すっきりとお礼のお返事をしたかったのですが、どうもこじれそうです。
また何か動きがありましたら、書き込みいたします。
次に解決のお礼ができると良いのですが…。
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Posted on 7月 10, 2008 ●借りる→賠償問題 | Permalink
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