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契約時の録音について

相談内容 契約時の録音について

静岡・30代男性
住まいについてか否か迷いましたが、相談させてください。
現在、中古物件を契約しようと考えています。
先週、重要事項説明を聞いた際には、不動産屋には許可を得て、
テープにて一部始終を録音しました。
一週間後に契約する予定なのですが、不動産屋から電話があり、
「売主様が嫌な気分になるので、契約時の録音はやめて欲しい」
と言われました。
それならば見られないようにするから…と伝えたところ、
「それじゃあ盗聴になる!」
と言われてしまいました。
それならば、当日、売主様に断ってから…と思ったのですが、
断られたら録音できなくなります。
契約なので、言った言わない…が、後から出てくるのも困ります。
録音するのが普通だと考えていたのですが、しないのが普通なのでしょうか?
また、許可無く録音してはいけないのでしょうか?


□■アドバイス:1

難しい問題ですが、相談者にとっては、大切な契約で悩みは理解できますが、
相手方のこともあり、個人情報保護法も考えますと、相手方の承諾無しで
許可なく録音した記録は、あまり好ましくないと思います。
私の勤務先では、両者の承諾無しでは、許可なく録音は致しておりません。
(アトム総合事務所・田中さん)


■□相談者より

田中一郎様、早速のご回答ありがとうございます。
個人情報保護法など、考えもしませんでした。
私にとって一世一代の買い物だと、
とにかくだまされないようにと、そればかり考えていましたので、
売主様のことより自分のことばかりを考えていました。
物件を見つけてから今まで、不動産屋さんへは多くの注文をつけてきたので、
おそらく嫌われているな…と感じています。
今日も相談内容以外にも私から、
「諸費用の内容と概算を教えて欲しい」
と問い合わせたところ、
その場の電話では、「わかりました」と言っていたのに、
その後すぐに、
「それらは金融機関に聞いてください」と言われました。
売主様はとても良い人で、物件も気に入ってます。
ただ売主様は不動産屋さんに全てを任せている感があります。
おそらく承諾を願い出てもNGだと思います…。
犯罪者にはなりたくないので、ちょっと考えます。


□■アドバイス:2

仲介としての事業者の立場
(=売主、買主の双方共に、安全で気持ちよく取引していただく立場)として、
田中様のご意見は、ごもっともです。
  
ただ、録音したものを、公の場で公開…ではなく、
万一、トラブルに発展した時に、司法機関に資料として提出…
などとなれば、ご自身の判断において、
勝手に録っても構わないとは思いますが、
勝手に録ったのがバレた場合は、
法的に…というよりも、心象的に非常に悪いでしょうね。

ご不安は分かります。
ただ、それが「録音」に繋がるのは、本末転倒ですよ。
不動産の契約は、あくまでも書類ベースで行われますので、
口約束にならぬように、気になる部分などは、
契約書や重要説明事項説明書に盛り込むべきです。
  (おそらく、事前に重要事項説明などを受けたそうですが、事前に行うのも、
   予め契約の内容を確認して、追加や特約、要望などを盛り込むために
   与えられている時間でもありますので…)

それに、もう一つ気になるのは、貴方が、
「おそらく嫌われているな」と感じている部分です。
売主買主の双方に業者がいるのであれば、貴方側の事業者は、
相手方(売主)に交渉してくれるべき「パートナー」です。
普通のお店の販売員とは違います。
もし、その事業者が、売主・買主の両方を仲介するのであれば、
双方にとっての代理人ですから、どっちにとってもパートナーです。

うちでも、実際に契約する場合は、
「諸費用の内容と概算を教えて欲しい」
このような部分は、きちんと確認してもらったり、自分で確認して
事業者さんに教えてあげたり…と、そんな感じです。

推測ですが、貴方の場合、肩の力が入りすぎ…と言いますか、
「安全な契約」に気持ちが行き過ぎてしまって、
「全員にとって気持ちよい契約」に、目が向いていないような気もします。
もちろん、安全第一ですが、
ただ、「全員にとって気持ちよい契約」になるように、色々と考えてみれば、
それが結果として「安全な契約」に結びつくことも、多々あるかと思います。

事業者(貴方の不動産屋さん)に対して、「私は客だ!」という気持ちで
臨むのではなく、パートナーとして捉え、貴方が不安な部分を、
積極的に【相談】されると良いと思いますよ。
(わんえるで~おー・前野)


■□相談者より

前野様、貴重な意見ありがとうございます。
不動産屋さんは、売主様、買主の両方を仲介する立場です。
振り返れば、当初は私も気持ちの良い契約を考えていたと思います。
それが質問をしても回答が遅い、書類を送るといって送ってこない…などがあり、
こちらも信用できなくなってきました。
重要事項説明についても、不動産屋さんは、当初、
「30分程度で終ります。その後、すぐに契約となります。それが通例です」
と言ってきたので、
「重要事項説明は契約の何日か前にしてほしい。
 それを聞いてから契約について考える。それは通例でなく、悪例です」
と言って、契約日を変更してもらいました。
実際に重要事項説明は1時間半程度かかり、こちらが質問するたびに
説明者の顔色がかわるのがわかりました。
また、録音について電話で言われた際にも、
「録音された人はあなたがはじめてだ」と言われました。
このような経過で現在に至っています。
前野様がおっしゃる通り、気持ちの良い契約が望ましいと思いますが、
それはお互いが約束を守り、信頼を築いていかないと不可能だと思います。
しかし、私も肩の力をぬいてこれから臨んでいこうと思います。


□■アドバイス:3

確かに、その不動産屋さんの対応も悪かったと思いますが、
お互いの言い方や行動で、ケンカになってしまっているように感じます。

ちなみに、
  「重要事項説明は契約の何日か前にしてほしい。
   それを聞いてから契約について考える。それは通例でなく、悪例です」
は、悪例ではなく、契約上、重要事項説明が必要になりますので、
当然、契約の場で、重要事項説明が資格者(宅建主任)から行われるでしょう。
しかし、だからと言って、当日まで確認しないわけではなく、
契約&重要事項説明当日までに、
   ●契約書・重要事項説明書のコピーなどを予め受け取っておく
   ●疑問点は予め質問し、場合によって加筆&修正、追加などを加える
   ●上記を繰り返して、当日までに完璧なものにしておく
と言う作業が、パートナーと共に行われます。

この辺をきちんと貴方に説明できなかったのは、その事業者(あるいは担当)に
落ち度はあると思いますが、ただ、相手のプロとしての経験(正しい部分)よりも、
「貴方の常識」を優先させてしまっては(=先の「悪例」の主張など)、
おそらく、その事業者は、自分を守る行動
(=貴方のためにではなく、貴方から責められても正当だと主張できるような行動)
を、選択すると思います。
(=簡単に言ってしまえば、
 「貴方の言う通りにやらないと、何を言われるのか分からないので、
  自分が良いと思ったことでも、一切やらない」なんて状況になるでしょう)

たぶん、貴方は「正しい」でしょう。
ただ、
   ●自己の正当性を主張する(=結果、事業者が敵になってしまう)
   ●多少の不満には目をつぶって、おだててでも味方として動いてもらう
の、どちらが、貴方にとって【トク】になるのかを、
慎重に判断された方が良いように感じました。
(わんえるで~おー・前野)


■□相談者より

前野様、ご意見ありがとうございます。
私も、もちろん不動産を購入するのは初めてであり、
その方法・常識等、一切、知らなかったので、
インターネットや不動産を購入した友人に聞きながら動いていました。
そうすると、自分で得た知識が常識となり、それ以外の行動があると、
どうしても 「なぜ?」という風になり、
不動産屋さんを問い詰めていたのかもしれません。
契約の日が近づいてきました。
録音はとりあえずやめます。大らかな気持ちで臨みます。


□■アドバイス:4

以下は、「宜しければ、ご参考までに…」ということでのアドバイスです。
ですので、実際に、やる、やらないは、ご自身のご判断でお願いしますね。

今の状況(=あまり関係が良くない?)で、貴方が突然おおらかになられると、
その事業者であれば、チェック漏れがあるような気もします。
(=後になってから「言って欲しかった!」なんて部分が出てくると思います)

であれば、まずは「関係修復」を試みるのも方法です。
 それには、
   ●不満だったこと
   ●自分が悪かったところ
 を、腹を割って話すような感じで…ですかね?

例えば、相手の通常業務の支障にならないような時間帯に、
ちょっと時間をとっていただき
(とりあえずは「私の勘違いもあって、色々とご迷惑をおかけしたので…」
 ということで、話し始めれば、相手も軟化するかと思われます)、
 その際にでも持って出向き…って感じでしょうか?

でも、実際に行った時には、ただ謝れば良いのではなく、
 「実は、私自身、初めての取引で不安で不安で仕方なかったのですが、
  そんな中で、約束の日に書類が来なかったり…などということがあったため、
  不信感を抱いてしまってました」
 「それで、自分で色々と調べて、録音だの、先に重要説明だの…と、
  むきになってしまっていて、かえってご迷惑をかけてしまって、すみませんでした」
 「色々とあったのですが、是非、最後まで、お手伝いいただければ…と思います」
 なんて感じで、謝りつつも伝えるべき部分を伝えて…ですかね?

もし、これで相手との関係が近づけば、最後に、
 「いかんせん、分からないことだらけですので、契約までの間に、
  何か注意しておくべき点などあれば、是非、教えてください!」
なんて感じで、色々と聞いてみるのも方法かも知れませんよ。
(=こう言うのもなんですが、今までの貴方の(一般的には)
  かなり無茶な要求に対してすら、色々と動いてくれていたことを考えますと、
  自分をプロとして認めてもらえれば、一生懸命、動いてくれるような気がします)

雨降って地固まる…になることを、お祈り申し上げます。
(わんえるで~おー・前野)


■□相談者より

前野様、ありがとうございます。
なかなか難しいご意見ですが、おっしゃる通りかもしれませんね。
「関係修復」ができれば、それにこしたことはありませんが、うーん…。
がんばってみます。



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Posted on 7月 15, 2008 ●買う→会社対応 |

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